これは一つの魂の前世です。
許可をいただいて、
ご紹介させていただいております。
(2019.9.12アメブロ掲載・再UP)
魂が震える前世療法♡エピソード
【孤独な王様】
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「物ごころついた時から、
ずっと一匹狼でした。
人を信じることができません」
今世でそう思わせるきっかけもなく、
原因不明の想いは
前世が答えを握っていることがあります。
Mさんはそわそわしながらも、
目を閉じて深い意識に入っていきました。
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「わたしは王様のようです。
お城の中に居ます・・・
戦争に行くための準備をしています」
中世のドイツでしょうか。
M様のぐるぐると動く瞼の裏で、
緊迫感も同時に感じている様子でした。
「周りに誰かいますか?」
「お妾さんが二人そばにいます。
あっ!
この女性たちは・・・
わたしの今世の身内です!!
子どもも4人見えます。
そのうちの1人は今世の娘で、
もう1人・・・
あれは今世での友だちです!」
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時代も人種も違うけれど、
なぜかわかるのは
魂が憶えているからです。
わたしはそっと尋ねました。
「今世Mさんが抱えている
”人を信じられない想い”は
この前世がきっかけとなっているようです。
何が起きましたか?」
「・・・母が、
物心ついた時から言っていました。
”誰も信用しちゃダメよ”
と・・・
だから、誰も信用できませんでした」
王となる者は、
人を安易に信用してはいけない時代
毒を盛られたり、
真実を言わない者がいたり、
時代背景は戦時中だったので
もしかすると、
そういう警戒心を必要とされていた
のかもしれません。
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王様であるMさんは、
自分が戦争へ行かなければならないことも
当然わかっていました。
「地面に横たわっています。
心臓を・・・銃で打ち抜かれました」
死の場面であるにも関わらず、
Mさんの声はやや淡々としていました。
もはや、
わかっていた結果だったのでしょう。
Mさんは以前から
「銃に打たれたような経験がわかる」
と言っていましたから。
「この人生で学んだことは何ですか?」
わたしは魂の世界で
真実をもっと尋ねていきました。
「もっと愛を感じたかった。
本当の愛って何・・・?
と思っています。
次の人生では
本当の愛を知りたい。
伝えたい・・・」
*
*
*
Mさんは今ここへ還ってきました。
目を開けると、
つむっていた瞳が
涙で濡れていたことに気づきました。
「まだふわふわしています。
だから孤独だったんだってわかりました。
使命もやっぱり愛に関わるんですね、
確信がもてました!」
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魂は生まれてくる前に、
「こんな人生にしたい!」
と理想の人生設計をして
生まれることを選びます。
その設定は、
容姿も声も性別も時代も人種も
自由に設定ができるのです。
すべては自由意志の元・・・
Mさんは、真の意味で、
愛を学ぶために
孤独を学ぶ必要があったのでしょう。
魂はそうして
成長をずっと続けています。