「情報化社会」とは、すでに大昔の言葉となった。
現代は「情報”化”社会」ではなく、もはや「情報世界」である。
無限大に情報が溢れかえっている。
そんな時代でうまく生きるためには、情報の「取捨選択」が必要不可欠だ。

情報はダンジョンクリアでGETしよう。
自分が意図的に「情報を選ばず」、「情報を選ぶ」。
インターネットから何かサーチしたいと思ったら、なんのためにそれをサーチしているのか目的を忘れないこと。
何かサーチする時は、ダンジョンの主人公になった気分でするといいと思う。
至るところに張り巡らされている広告やメッセージ、あらゆる情報が次々と出没し、『私に興味もって!』と誘惑してくるからだ。
インターネットでの情報はコンピュータのアルゴリズムで精製され、思惑通りに表示されている。
興味がある分野の広告が出たり、過去何度かサーチしたものが上に表示されるのはそのためだ。
ある意味、自分が得ようとしている情報以外の情報は、敵である。
誘惑情報に気を取られているうちに、当初のサーチの目的を忘れてしまうことが何度あっただろうか。
サーチしているのは○○を解決(ダンジョンクリア)するためということを忘れてはならない。
寄り道せずに、目的を達成したら、インターネットを閉じよう。

情報の扉をCLOSEせよ。
情報を得るためのドアを開きっぱなしにしておくと、自分が情報に洗脳されてしまう。
あなたの周りにもいるだろう、自分で考え自分で答えを出さず、情報を鵜呑みにしてしまう人が。
情報世界では、情報の量よりも、情報の質だ。
アルゴリズムに任せっぱなしではいけない。
自分自身が意図的に探し、得ていこう。
「自分が欲しい情報」よりも、「自分にとって重要な情報」の方が、人生にとって役に立つことを忘れてはならない。
これからの時代、情報の扉はOPENではなく、CLOSE。
そうすれば、自分に不要な情報まで得ることがなくなる。
大事なのでもう一度言う。
OPENよりもCLOSE。
必要な時に開け、必要がなければ扉を閉めよう。
自分のために情報を使おう。
無論、人生は選択の連続である。
わたしたちは常にただ一つだけを「選び」、残りの選択肢は「選ばない」という決断を下している。
星の数ほどある情報をどう選択していくべきなのか。
情報世界では、自分が「どのように」情報を得るのかではなく、「なんのために」情報を得るのかが肝心だ。
わたしはコロナ禍になってから、SNSを見る時間を最小限に減らした。
SNSを使う理由がほとんどなくなったからだ。
以前はSNSに当てていた時間を、今は自分のために有意義に使っている。
人の世界を覗くよりも、自分の世界を覗くほうがずっと面白い。
時間は命である。
目的のない行動は、無駄な時間と言っても過言ではない。
何を得るためなのか?
何を解決するためなのか?
インターネットを開く前に、確認しよう。
情報をうまく取捨選択していく力を身につければ、自分の信念が強くなり、少々のことでは振り回されなくなるだろう。
