Short Story

【前世エピソード】「野戦病院の看護婦」〜魂が次の人生で決めたこと〜

これはシャラリエの前世の一つ。

 

なぜわたしが
「人を癒すこと」を決めたのか
に繋がってきます。

 

 

(2019.6.21アメブロ掲載・再UP)

 

魂が震える前世療法♡エピソード
【野戦病院の看護婦】

※当時の「看護婦」として、書いています。

 

 

時は1800年代、
クリミア戦争真っ只中。

 

そう、
あのフローレンス・ナイチンゲールが
生きていたあの時代。

 

 

わたしは少しウェーブがかった
長い黒髪を束ねている若い女性で、
野戦病院で働いていました。

 

顔には疲労感がうかがえます。

 

 

戦争が始まる寸前まで
叩き込んだ医学の知識は、
ほとんど座学だけでした。

 

しかし、
自信がないとか
覚えていないとか
言い訳できる場合ではありません。

 

戦争が始まり、
看護の人手が足らないのです。

 

 

水のように流れてくる、
重傷を負った兵士たちを
限られた医薬品の中で
手当てする必要がありました。

 

 

黙々と手を尽くしていましたが、

時間が経てば経つほどに、
うめき声をあげながら
傷を負った兵士たちが増えていきます。


↑シャラリエ作 ピカソ『ゲルニカ』模写

 

 

 

治療や緩和のための薬は、
全く足りていません。

 

血と汗と体液でいっぱいの
生々しい臭いが蔓延っています。

 

 

 

 

わたしは怒りが常にありました。

 

 

 

 

「なぜ、
人間が人間をこんな目に?」

 

 

 

 

いくら手当てをしても、
水のように流れてくる死体と傷付いた兵士。

 

 

 

 

「何のために
わたしたちの仕事がある?」

 

 

 

 



 

やがて

わたしは病にかかり、
その人生を終えました。

 

その人生では、
あまりに血を見過ぎて辛かったため、

次の人生では
「血を見ずに人を癒すこと」を決めました。

 

わたしは平和の使命のため、
戦争を色んな角度から
体験する必要がありました。

※わたしたちはバランスを学んでいます。

 

 

戦争のことは
正直口にしたくないほど、
苦手意識があります。

 

 

それだけ強烈に
魂が記憶しているのです。

 

 

しかし、
戦争を知らずに
平和を口にすることはできません。

 

 

「平和は微笑みから始まる」

とマザーテレサが言った言葉は、

わたし=あなた

という宇宙の真理に基づいています。

 

 

わたしは、
わたし自身の幸せが
周りの人を幸せにすること、

わたし自身の成功が
周りの人の成功に繋がることを
理解しています。

 

 

は水紋のように拡がっていきます。

 

決して一人の力が
微力だとは思っていません。

 

 

いかにわたしが
多くの魂に幸せな導きができるか?

 

 

今世も、
魂をより幸せな生き方へ還すため、
尽くして参ります。