Short Story

【神戸酒造めぐり①白鶴】GOING MY WAYなお酒の話③毎日、日本酒のことを考えている。

日本酒に目覚めてから
一ヶ月も経たないうちに
神戸の酒造をほとんど制覇したくらい
熱はアツく、まだほとぼり冷めない。

 

わたしの人生は、
日々、さらに、楽しくなっている。

 

日本酒を知ったことは確かに大きいが、
それ以上に、
枠を外したことが
人生をさらに楽しくさせた

 

酒蔵めぐりだけでなく、
酒屋さん、日本酒の本、日本酒BARなど
わたしの知っていた神戸は
どんどん世界を拡げ教えてくれている。

 

神戸の魅力は
どんどん深まっていくばかりで、
今まで降りたことない駅や、
ローカルな場所を散歩がてら発掘し、
利酒などで新しい体験を自分に与え、
店主や酒蔵で日本酒の魅力を聞くと、

あの銘柄はどうかな。
山廃ってなんだろう。
合うアテはどうなんだろう。

と、

たった一つの枠を外しただけで、
新しい世界・新しい視野
どんどん持ち始め、
世界を再創造していることが

本当に、本当に、楽しい。

 

日本酒をきっかけに、
酒粕でおつまみやスキンケア商品まで
色々と手づくりしている日々だ。

 

今やわたしは
毎日、日本酒のことを考えている。

笑。

 

・・・と、アツい思いはさておき、

酒造めぐりは、
国内売り上げNo.1を誇る

白鶴からスタートしよう。

 

白鶴はさすが。
資料館だけで圧倒的存在感

広大な土地の中に、資料館があるのだ。

 

さすが日本一の生産量を誇るだけあって、


初めから圧倒されるような、
王者のような堂々としたたたずまい。

 

資料館の中は・・・



古来からの格好をした
リアルな等身大のマネキンが
酒造りを表現してくれていて、


こんなに見応えがたっぷりあるというのに
入館無料という太っ腹。

 

さすが日本で一番売れている酒造。

 

もう、敬服するしかない。

 

 

 

 

 

わたしがそれまで抱いてきた
日本酒のイメージといえば、

年配のオジサンが飲むアルコール臭の強い
お酒というより消毒液みたいな飲みもの

だった(笑)。

 

近年は、
若い人の日本酒ファンが増えているという。

 

美容、美肌、健康にも良いので、
それは頷けることだし、
なんにせよ日本酒は

日本独自の伝統文化
だというのに

巷では
不健康な発泡酒やサワーなどが流行していて、
日本酒を置いていない居酒屋ばかりか、
日本酒を頼む20代・30代の世代を
なかなか見かけないのが事実。

 

↑白鶴資料館の中の美人図

(こういうレトロな美人図は西洋と違って、
人間の色彩が赤、青、黄の原色を
わりと使っているような気がする。
存在感あるカラーにも
やはり白鶴の存在感は強いのだと思い知らされる)

 

 

わたしは、
日本酒を知ってこう思った。

日本酒を知らずして
日本人を終えるところだった。
本当にあぶなかった!

と。

 


趣味を兼ねた気分転換にもなり、
発掘がてら散歩するようになったおかげで
歩く量はここ一年で一番多くなり、
さらに健康的になっている。

 

 

白鶴資料館は入場無料だと先述したが、
何と試飲まで無料で与えてくれている。

 

ありがたいことに、
三種類、無料で飲むことができる。

 

とても美味しいのだが・・・
有料試飲もすごくおいしかった。

 

売店は広々していて、
いつ行っても(既にもう3回は訪れてしまった)
外国人が買い物を楽しむ姿でにぎわっている。

 

甘酒ソフトもおすすめ^^

 

お土産は試飲したものを2本チョイス。

 

とても満足して
心いっぱいに満たされる資料館であった。

 

 

 

白鶴は堂々とした風格の酒造メーカーだ。

 

恐れを感じない、いや、

数多くの恐れや苦境を乗り越え、
むしろ吸収し、
光や水という養分に変えて
美しい姿となって生まれ変わった

堂々たる威厳を感じる。

 

白い、つる。

 

白鶴はそうした意味の
白い光の姿ではないだろうか。

 

わたしはそう感じてやまないのだ。

 

いつでも、散歩がてらでさえ、
日本酒という魅力をいっぱいに感じたい時、
白鶴は大きい腕を開放して
出迎えてくれるだろう。

 

 

神戸の酒造めぐりはまだまだ続く。